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エグザンティア

sfujiwara

フランスに移住して最初に買った車はシトロエンのエグザンティアでした。どうしてもハイドロシトロエンに乗ってみたくて中古車屋をあちこち巡って手に入れたのがこちら。

水色の2000年式、ガソリン1.8ℓ、5速MT、走行110000キロのエグザンティア。

私が買ったやつはハイドロニューマチック(ハイドラクティブではありません)で、ハイドロ系に関しては日本に正規輸入されていたSXというグレードと同じだと思います。

納車当日に運転席側の窓が落ちる、定番のハイドロホースジョイント割れ、クラッチのレリーズベアリング破損、これまた定番のリターンホースからのLHM漏れ等のトラブルはあったものの、約4年間で50000キロ走ってくれました。結構気に入ってたんですがさすがに長距離の旅行に出かけるのが不安になってきたのでその後BMWミニ(旧型、R56)に乗り換えました。ミニに関してはまた機会があれば書くことにします。


念願の初ハイドロシトロエンだったのですが、スフェアを全部新品に交換したときの乗り心地はたまらないレベルに最高で、「コレがかの有名な魔法の絨毯か!」といたく感動したのを覚えています。ハイドロ歴の長い人が言うには、BXとかそれ以前のハイドロはまた別次元だそうなのでいつかそちらにも挑戦してみたいですね。


その他の特筆すべき点は室内空間の広さ。後席とトランクがものすごく広い。特にリアシートは秀逸でエグザンティアの特等席はリアシートだと断言できるくらいです。


ぱっと見た感じ無個性なデザインな気がするんですが、よくよく見ると結構シトロエンらしいカタチをしているように思います。長いフロントオーバーハングに対して後ろは短めだとか、上から見たときに後ろに行くにつれ幅が絞られているところなんかはシトロエン的ではないでしょうか。あと個人的にはCピラーまわりのカタチが好きですね。一方で内装は本当に無個性です。アレはいただけません。


フランスでは今でも結構な数が現役で走っていますが、日本ではどうなのでしょうか?手放した私が言うのもなんですが、いい車なんで所有されている方は頑張って維持していって欲しいです。


上でも書きましたが定番のトラブルとしてLHM漏れ(特にリターンホース)があるんですが、これは経年劣化でカチカチになったホースまたはプラスチックのジョイント部が裂けたり割れたりして起こります。整備するときに触ってしまったりすると、劣化してるホースやジョイントはいとも簡単に砕けてしまい、あわててあれこれしてるうちにあっちが裂け、こっちが割れ・・・と大変なことになります。

このリターンホースやその他ハイドロのホース類に関して、フランスではエグザンティアマニアの方が作っている対策品がありますので興味のある方はお問い合わせ下さい。その他の部品に関しても社外品が出ていますのでそちらもお探しのものがあればお問い合わせ下さい。


それではまた。





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